iPod TouchはAVケーブルを使ってテレビなどのモニタに写真のビデオ出力をすることができる。この機能を使ってプレゼンテーションを実現できる。
1.iPod Touch用のAVケーブルを接続する
このとき気をつけなければならないことは、iPodからのAV出力について、第5世代のiPod with VideoやiPod Photoとテレビを繋ぐAVケーブルでは映像出力はできないことだ。この第5世代のiPod with VideoやiPod Photo用のAVケーブルは、iPod側はイヤホンジャックに差し込む形のミニプラグでできているが、これを使うことはできない。iPod TouchではいわゆるDochコネクタを使って接続する形のケーブルを使う。またこのケーブルは、サードメーカーのものではうまくいかないこともあるようなので、できれば純正のものを購入したほうがいいようだ。
2.プレゼンをパワーポイントで作る
作るプレゼンはパワーポイントでいい。ただしiPodから出力された画面の解像度は高くないので、文字のフォントを大きめにし、写真なども解像度が低くてもわかるものを選んでおく。またiPodによる単なる映像出力機能を利用するので、スライドの切り替え効果や文字などのアニメーションは設定しても無効である。
3.プレゼンテーションの保存をPNP形式にする
できたパワーポイントのプレゼンテーションを保存するとき、まずそのままパワーポイント「プレゼンテーション」形式で保存する。後で編集できるようにするためだ。しかしこれではiPodで再生できないので、「名前をつけて保存」をし、「PNPポータブルネットワークグラフィックス形式」にする。すると「すべてのスライド」か「現在のスライド」かを選択するボタンが出るので「すべてのスライド」をクリックする。すると保存先にフォルダができ、そのフォルダの中に各スライドが画像形式で保存される。このとき「JPEGファイル交換形式」や「GIFグラフィックス交換形式」にしてもよい。
4.プレゼンテーション画像をiPod Touchに転送する
iTunesを使ってプレゼンテーションの画像をiPod Touchに転送する。これは単なる画像ファイルなので、「写真」と考えて処理する。
5.iPod Touchをモニタに繋いでプレゼンテーションを行う
iPod TouchにAVケーブルを接続し、テレビなどのモニタにビデオ出力で接続する。単に接続しただけでは映像は出力されないので注意が必要だ。写真のスライドショーにしないと画像は出力されない。チェックするときは何らかの写真をスライドショーにしながら確認しよう。また接続したときに正常にモニタ出力されるまでに数秒のタイムラグがある。モニタに入力切替スイッチがあるとき、スイッチを切り替えてもすぐには映像が表示されないことがあるので、あまり素早く切り替えると映像が確認できない。これも注意だ。あわてず落ち着いてやろう。
6.プレゼンテーションの実際
iPod Touchで写真を切り替える効果は絶妙で、指でスクラブするとあたかも写真を弾くような表示で切り替わる。しかし残念なことに、iPod Touchの画面ではスマートに切り替わるが、映像出力では何の表現もなく、無愛想に切り替わるだけである。これはかなりがっかりする。全くスマートに見えない。そこでプレゼンテーションの場合は、iPodを使っているのだ、ということを意識して見せないと何ら新しさを感じさせてくれないプレゼンになるので注意。
7.iPod Touchを使ったプレゼンテーションの長所
なんといってもPCを使うときのように、PCの起動などの手間がいらないことが長所である。iPod Touchは数秒で起動し、写真のスライドショーに入ることができる。プレゼンテーション開始までの手間がいらないことが一番の長所である。スライドの切り替えも指でスクラブして前に後ろに進めることができるので、いくつかスライドを飛ばしたり前に戻ったりすることも簡単だ。